(ビューティーフレンズ2021.2月号より)
あなたの関節なめらかですか?
年齢とともに気になるふしぶしの痛み。痛みを感じるからと身体を動かさないでいると、筋力が低下したり骨がもろくなったりして関節以外の運動器*にも悪影響を及ぼします。この1年は外出を控えたことで、いつも以上に運動不足になっていませんか?最悪の場合「寝たきり」にも繋がるこうした負の連鎖を引き起こさないよう、関節の健康維持を心がけましょう。
軟骨がすり減ると歩行困難に
健康な関節は関節軟骨がクッションの役割を果たし、滑らかに動きます。変形性膝関節症になると、軟骨の破片が関節包を刺激して滑膜に炎症が発生。さらに骨同士がぶつかり合って関節が変形します。初期は動かしにくさを感じる程度ですが、症状が進むと変形により歩くことも難しくなるため、早めの対策が大切です。
*運動器:骨・関節・筋肉・神経などの身体を支えたり動かしたりする組織・器官の総称。
おうち時間で簡単ストレッチ☆太ももを丈夫に!☆
大腿四頭筋訓練(だいたいしとうきんくんれん)
片足ずつ4~5回行いましょう。
- 背筋を伸ばし、椅子に座る。
- 片方の足の膝をゆっくりと伸ばす。
- 伸ばした足をイラストのように、まっすぐした状態で4つ数え、ゆっくりと下ろす。
片足ずつ4~5回行いましょう。
- 仰向けに寝る。
- 片方の足は膝を曲げ、もう片方の足は伸ばす。
- 伸ばした足をゆっくりと上にあげ4つ数えてゆっくりと下ろす。
【ご注意】
※手軽な運動ですが無理は禁物。継続が大切です。
※膝関節など身体にお悩みのある方は、医師や看護師の指導のもと行ってください。